「2022年〇月〇日に起業する!」と宣言すると今度は、具体的なスケジュールを立てることになります。この段階では、詳細な予定でなくても、大雑把な見通しが見えてくれば良いでしょう。
下記のような項目とスケジュールが必要になります。


1. ビジネスモデルの構築
① 商品やサービスは何にするか。
② 価格はいくらに設定するか。
③ お客様になる人はどんな人か。
④ どんな方法で売っていくか。
⑤ 雇用は必要か。
2. 必要な資格やノウハウの取得
3. オフィスや設備の準備
4. 開業資金の準備

上記の項目は、どんな業種業態でも必要なことです。
どれひとつ欠けても起業は難しくなります。
そして、それらを考慮する時間と資金の準備には、どれくらいの日数が必要になりますか。
独立日を宣言してから、思った以上に日数がかかるようでしたら、独立日を再設定しても良いと思います。ビジネスモデルが確立しない状態で起業してしまうと商品やサービスが売れなかったり、起業してから商品を検討しなおすことになると、その間の売上が立たなくなり、運転資金がなくなってしまうことになります。
一般的に開業資金は、6か月程度の生活費と固定費が必要と言われます。開業してからすぐに売り上げが立たなくても持ちこたえられる資金が必要です。

諸説ありますが、新たに設立された会社や個人事業が1年後に残っている生存率は約72%です。3年たった時点での生存率は約50%、5年たった時点での生存率は約40%となっています。起業してから10年後の生存率は、約26%という数値です。
例えば、2022年1月に起業した人の10人に3人は廃業するということになります。
起業してから10年後まで残れる企業になるためにはどうしたら良いか。
起業する前の準備はしっかりしたいものです。