さて、起業のメリットデメリットも考えた上で、やっぱり自分は独立したい!
と、思った方は、「2022年〇月〇日に起業する!」と宣言してしまいましょう。
まずは、友人知人、家族に、「自分は独立する。」と言ってしまうことてです。
それが起業するための第一歩になります。
「「不言実行」という言葉があります。文句や理屈を言わずに、黙ってなすべきことを実行すること。「不言実行の人」「不言実行の時だ」というのは、とてもカッコ良いと言われます。
ただ、起業する場合は、「有言実行」の方が良いと思います。友人知人に、「起業する!」と宣言すると自分自身にプレッシャーを与えることになります。この間、友達に言っちゃったしなあ。やめたらかっこ悪いんじゃないか。というふうに、自分には嘘がつけなくなります。
また、友人知人に独立を宣言すると、次に会ったときに、その友人から「その後、起業の準備は進んでいるの?」と、聞かれたりして、次のステップに進まないわけにはいかなくなるということになります。
「2022年〇月〇日に起業する!」と宣言したら、それを手帳に書いたり、自分の机や部屋の見えやすい場所に書いた紙をはります。そうすることで、毎日、自分は独立するんだ、と毎日確認すねことになります。

具体的な独立する日を決めるということは、その準備をしなければなりません。
例えば、6か月後に独立日を決めたとします。
そうすると、その6か月間にやらなければいけないことが山ほどあることに気づきます。
[独立する場合に検討すること、やるべきこと]
・サラリーマンの場合は、退職願いの提出
・自分の仕事を後輩に引き継ぎ
・商品やサービスは何にするのか
・自分に知識やスキルは足りているか
・勉強の時間の確保
・一人で独立するか、誰かを誘うか
・独立するときの開業資金の準備
・事務所や店舗は必要か
上記のように、いざ起業するとなると、様々な課題や準備が必要になります。
独立日を決めることは、準備期間のスケージュールを立てなければいけません。
業種や職種によりますが、開業の準備期間は想像以上にかかるかもしれません。
あるいは、資格が必要な仕事の場合には、もっと以前から計画する必要があります。
開業日を自分で宣言すると、それらのことを具体的に考える必要がありますので、それ自体が起業に一歩近づいたことになります。